「過去を追うべからず。未来を期待すべきではない。 およそ過ぎ去ったものは捨てられたもので、 かつまた未来は未だ至らず。 しかし、かの現在の法をここかしこに観察し、 揺るがず動ずることなくそれを了知して習得せよ。 今日、まさになすべきことを熱心になせ。 誰か明日の死を知るべきや。」 (「南伝」『中部』「一夜賢善経」偈文より) 過ぎ去ったことに愛着をもつのは、記憶を持つ人の本性かも知れません。 今このとき思うようにならないことがあれば、明日に期待してしまうのも人の本性でしょう。 しかし何かができる、自ら状況を変えることができるのは、今このときでしかないのです。 過去に戻ることはできないし、過去を変えることもできません。 未来を夢見ることはできても、未来を変えることができるのは、 今このとき、現在の行いによるのです。 「今日、まさになすべきことを熱心になせ」 お釈迦様の言葉は、今懸命に生きている人にとっても熱い応援歌でもあるのです。 合掌 観学院称徳
by kangakuin
| 2005-07-02 17:06
| お釈迦様の言葉
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